ピロリ菌について-ピロリ除菌のおすすめ-

◆ はじめに

 ピロリ菌は胃の粘膜に生息するらせんの形をした細菌です。胃には強い酸(胃酸)があるため強酸性で、通常の菌は生息できませんが、ピロリ菌は胃の中にある尿素を分解しアルカリ性のアンモニアを作り、胃酸を中和することによって身を守っています。日本人の感染者数は約3500万人といわれ、中高年の感染率が高くなっています。ピロリ菌が感染してもほとんどの場合自覚症状はありませんが、胃炎や胃潰瘍、胃がんなどの原因になります。

◆ ピロリ菌の除菌治療(菌をすべて殺す治療)

これまで、胃・十二指腸潰瘍のある方のみに健康保険でピロリ菌の除菌治療を行うことが可能でしたが、H25年2月からは内視鏡検査で慢性胃炎を認めた方の除菌治療も保険適用となっています。2種類の抗菌薬と胃酸分泌を抑える薬を1週間服用すると80%の確率で除菌が成功します。1回目の除菌治療が不成功の場合、抗菌薬の1つを初回とは別の薬に変えて再び除菌治療(2次除菌)を行います。2次除菌の成功率は80%を超えており、1回目と2回目の除菌治療を合せた除菌の成功率は約95%になります。

※2次除菌まで行った場合

◆ 除菌治療の効果判定

除菌治療を行ったら、服用終了後から4週間以上経過してから除菌の効果判定を受けて下さい。除菌に成功すれば胃がん発症のリスクはかなり低下しますがゼロになるわけではありません、胃がん検診は定期的に受けることをお勧めします。

ピロリ除菌は健康維持に非常に有効な治療と考えます。お気軽にお電話下さい。

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